久留米・石橋美術館
2012.12.15 Saturday
久留米と言えばブリヂストンの本拠地ですので、
石橋文化センターなんてものがあり、創業者・石橋正二郎が集めた美術品を集めた石橋美術館があります。この辺りではバラ園も有名ですし、一度は行ってみたかったんですよねー。
たまたま情報誌で応募したら展覧会のチケットが当たったので行ってみました。
何度も前は通ったことあったんですが、予想以上に広々していて、ステキな公園になっています。

噴水を取り囲むようにバラ園があり、池や庭園、図書館やホールなども備えた一大文化ゾーンを成しています。
まずは園内の〝楽水亭”にて昼食。
申し訳程度にある食事処かとおもいきや、池にしつらえた滝を大きな窓から真正面に望みながら食事が出来、メニューも客層(おばさま中心??)に合った上品且つやりすぎてない、ふつうのお値段で頂けるのもうれしい良いお店でした。
そぼろご飯ランチ(850円)を頂きましたが、そぼろご飯にミニうどん、小鉢もちゃんと美味しい煮物とおひたし、それにコーヒーとジェラートがついてました。
楽水亭内のギャラリーショップも女性が喜びそうなお洒落な雑貨のほか、久留米の土産物や手工芸品なども置いてあり、かなり楽しめました。
雨に打たれながらいよいよ絵を見に…と思ったら、美術館へ向かう階段で「13:00~別館でコンサートをやりますのでぜひ見に行ってくださいー」と言われ、もう少しバシャバシャ歩いて別館へ。
ほどなくフルートとピアノのコンサートが始まりました。
どうやらお二人とも地元のカワイ音楽教室の先生のようです。
あー生で音楽を聴くとどうしてこんなにじんと来るんでしょう…
でも、そんなのもつかの間、音楽が終わり、演奏するお姉さんの自己紹介などトークが始まるとRIOさん太い声で何だかんだと話し出し、静かにしてねと何度も言っているうちに泣き出す始末、あーTHE END

やっぱ静かにしてろと言うのはキミにはまだ早いか。
外に出て「デテイカナイー!!!」とギャン泣きするも、そんな人を連れて行けるわけもなく、何とかなだめて美術館へ。
今やっているのは8人の作家たち(~2012年12月27日)という展示会で、石橋コレクションの中心を成す古賀春江、安井曾太郎、藤田嗣治、岡田三郎助、藤島武二、青木繁、坂本繁二郎+ブリヂストン美術館からヘンリー・ムアの彫刻も見られるものです。
古賀春江(女性じゃないのですね!!)の“素朴な月夜”などは「バナナー!ネコチャン!フクロウサン、ホーホー」「オツキサマー」などRIOさんと観るのにピッタリな絵で楽しめました。
その他では安井曾太郎の文芸春秋の表紙絵の原画がその描かれた背景と言うか安井のコメント付きで見られたのが楽しかったです。悪く言えば結構いい加減に題材決めてんだなーと思ったり、でもそれはそれなりに画家だからインスピレーションですぐ描けちゃうのかと思いきや、案外背景の色を何度も替えたり試行錯誤しつつ描いたんだなとか…
雨の日だったのでまだまだ広い園内遊びきれなかったし、また是非行きたい、ステキな場所を見つけました。。。
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