アラフォー妊婦だからつわりが重いとか、軽いとか、そういうことは関係ないそうですね。
さらに、遺伝も関係無いようです。
私の場合、それは突然来ました。
それまでに検査薬で妊娠は確認していて、微熱もずっと続いていたので、何となくけだるい感じはあったのですが、1月に東京ドームのキルトフェスティバルに行った帰り、ものすごい寒さと強風の中帰ったんです。
その晩から寝込んでしまい、最初は寒さのせいで、体調を壊したんだと思っていました。
でも、次の日も、そのまた次の日も気分が悪くて出かけられず、そうこうしているうちに食べ物も、ニオイも、どんどん苦手なものが増えていきました。
まず無理だったのが、ご飯、特に玄米ご飯の炊けるにおい、洗濯物に残っているわずかな洗剤のにおい(普段なら"香り"と思えるのに)。
あと申し訳ないけど主人のにおい。ワキガとか体臭とかそういう問題ではなく、普通の誰にでもある人間臭って言うんでしょうか?とにかく「それ以上近寄らないで〜

!!!」っていう状態でした。
そして何よりも強敵だったのが冷蔵庫のにおい。これは最強でした。別に、お宿の冷蔵庫が臭いわけじゃないんですよ、今は全く平気です。でも、当時は、隣の部屋で冷蔵庫を開けられるだけで吐きそうになり、外に出て行ったこともあります。最終的には冷蔵庫を開ける際には必ず換気扇を回してもらうようにしましたが、それでも尚、毎回吐き気をもよおしました。
つわりは全くない人、逆に全て吐いてしまったり、全く何も食べられなくて点滴生活になってしまう人など、本当に様々なようですが、私の場合、その中間になるのでしょうか。
でも、食に対する"欲求"は非常に強くありました。
妄想ばかり膨らんで、カップヌードル、ぺヤングソース焼きそば、スパゲッティミートソース、ポテトチップス、山椒ちりめん、黒烏龍茶などなど、かなり偏ったものが無性に食べたくなり、買ってきてもらうものの食べてみると結局のところ気持ち悪い。
食べないと気持ち悪いし、食べても気持ち悪いし・・・
あの頃は本当に、生きる希望なんてまるで無いという気分でした。
こんなことを言うとバチが当たるかもしれませんが、もともと夫婦してそれ程子供が欲しいと思っていたわけでもなく、まあ、産める体ならいた方がいいかね程度だったこともあるし、
よく、"産みの苦しみ"なんて聞くけど産む以前にまだ2ヶ月の段階でこんなに辛くて、しかもつわりって一般的には4ヶ月くらいでおさまる人が多いけどひどい人は産む直前まで続く人もいると言うし、耐えられない

気持ちでいっぱいでした。
実の母親は全くつわりが無かったらしく、状況を話しても理解してもらえず「寝てばっかりいるから余計よくないんじゃないの〜」なんて冷たく言い放たれて、辛さをわかってもらえないのが嫌で連絡を絶ちました。
座っていると気持ち悪くなるのでパソコンの前にも座れず、ブログは中断。
"妊娠してつわりで"なんて言うと、「おめでと〜

」なんて言われるんじゃないかという被害妄想になり、私は全然おめでたくない!!!っていう気分だったので、友人とも連絡を絶っていました。
本当に生きているのが辛くて辛くて、
正直、自殺も考えました。
布団の中で泣きながら、
この辺で死ねそうな高い建物どこだろうって考えていました。(幸か不幸か田舎なのであんまり無いんですよね・・・)
私の場合、目の前でそういう状況を見ていた主人が理解をしてくれて、当時はなるべく早く帰ってご飯を作ってくれたり、勤め帰りに買い物をしてきてくれたり、洗濯もゴミ捨てもやってくれたので、何とか死なずに済みました。
あと、私は子供が苦手なので周りの友人などに子供が出来ても殆どかかわってこなかったので、今更相談する人がなかなかいなかったことも災いしました。
たまたま去年いとこが子連れで押しかけてきたこともあり、ふと思い立って彼女にメールをしたら、やはりつわりでそれなりに苦労したと返事が来て、やっと、共感できる相手が出来て、だいぶ楽になりました。
世の中、なかなか協力的なご主人ばかりではないと思います。もしかすると、一人で産み育てなきゃいけない人もいるかもしれません。
死にたいほど辛くなった時、誰かきっとわかってくれる人がいると思います。
それは、ご主人かもしれないし、親かもしれないし、友達かもしれないし、病院の人かもしれないし、はたまた市役所や子育て支援の人かもしれない、昨日行ったあのお店の人かもしれない、
誰か、一人でもわかってくれる人がいればずいぶん楽になれると思います。
絶望する前に、思いをめぐらしてみてください。
ちなみに、私のつわりはまあまあ人並みに4ヶ月の終わり頃に収束したようです。
したようです、と言うのは、お腹のムカつきが終わるかどうかの時期、別の違和感があり、ムカつきとそれとがイマイチ区別がつかなかったんです。
後でわかりましたが、その違和感は胎動でした。