主人の転勤に伴い、RIOさん、番頭の金造引き連れてお宿は九州、佐賀県の鳥栖市に移転してまいりました。
ここでの暮らしはまさにカルチャーショックだらけ。
プロフィールにもある通り、引越慣れしているつもりの私もさすがに面食らう日々です。
”住みよさランキング”で九州では1位ということや、実際に物件や街並みを見て周辺の市よりも暮らしやすそうと感じたので鳥栖にしたのですが…
カルチャーショックの数々、まず、
・ゴミは燃えるごみしか回収に来てくれない!!!シンジラレナーイ!!!
燃えないゴミ、瓶、缶、ペットボトル、紙パック、新聞、雑紙、段ボール、容器包装プラ…全て月にたった一回、それもそれらのものを手に持って運ぶにはあまりにも遠い、地区ごとの回収場所に持っていかなくてはいけないのです。月〜土曜日は朝11時まで市役所駐車場でそれらの回収を行っているので、仕方なく我が家は毎週土曜日の朝は資源ごみを市役所に車で運びに行くのが恒例になりました。だいたい1カ月分もそれらの資源ごみを保管しておくスペースもないですし。
・本当に九州弁しゃべってる!!小学生のころ、初めて関西に行った時、それまで漫才師(というか吉本の芸人?)しかしゃべらないと思っていた関西弁を綺麗なお姉さんが使っていてびっくりしましたが、それと同じくらいのショック。周りの人が大人も子供も「どこさ行っとったと?」「そうねー、一歳になったと〜(そうなのー一歳になったのー)」てな調子。わーホントに九州の人って九州弁なんだー。栃木では言葉はそれほど変わらないけどひたすら“なまっていた”のですが、関西や九州は言葉自体が全く違いますもんね。びっくりです。
・食パンは5枚切りと6枚切りがデフォルト。8枚切りはまず置いてない。これもビーックリ!!!最近はいろいろ食べるようになったのでいいのですが、当初はRIOさんも離乳食まだ後期ペースだったので、那須野が原にいたころは8枚切り食パンをコロコロトーストにしたりして与えていたのに、まずどこに行っても、もちろんパン屋さんに行ってもありません。その反面、10枚切りとか12枚切りが結構売ってある。なぜ〜〜
・納豆にからしがついていない。えーーーーーー???!?!!!
昔はたれなんてついてなくて、からしだけ添付だったのに、こちらではたれはついてるのにからしがついてない!!!!最近でこそ、からし付のもちょくちょく見かけるようになりましたが。
・味噌は麦みそ。食べ慣れないのでとりあえず合わせみそを買ってみましたが、それでもなんだか甘くて物足りないので、やっぱり東京にいたころから食べ慣れている”仙台味噌”を買ってます。
・醤油は”うまくち”が主流。うまくちなんて今まで見たことなかったですが…まだこれは使ったことがないんですが、どうもすごく甘いらしいです。実際店頭で原料を見てみたら砂糖とか果糖とかアミノ酸とかいろいろ入ってるんです。いったいどんなんなんだろーーーー???また試したらご紹介しましょう。。
・”ちゃんぽんの具”が売られています。ちゃんぽんに使うピンク色のかまぼこを細く切ったものや天ぷら(すり身の)を細く切ったものがガサガサガサーーーと入ったものが売られていてびっくり!
・さつまいもが唐芋と表記されている!!!
本州ではさつまいもは”薩摩”から来たから?さつまいもですが、きっと薩摩には唐(中国)から入ってきたのでしょう、こちらでは唐芋なんですね。
・ご飯がまずくなった!!!とは言え、もう3か月も経つと慣れてしまって何も感じなくなりましたが。当初、那須野が原で食べていた栃木県産コシヒカリを持ってきて今まで通り炊いたのですが、「なんじゃこりゃ?!」と思うほどおいしくない。那須野が原(大田原市)の水道は地下水だったから美味しかったのでしょうね、今さら気づきました
産後に母に手伝いに来てもらった時、ご飯がおいしいとしきりに言うのでお礼に栃木県産コシヒカリを送ったのですが、名古屋で食べたら大して美味しくないと言っていた意味がようやくわかりました。
・物価が高い!!野菜がいまいち。
これも、那須野が原のお野菜が良すぎたのかもしれません。我が家ではあの辺りでは名門?のスーパー、三桝屋さんに行っていたので正直あの辺では高い方でしたが、それでも鳥栖ほど高くはなかった。こちらでは高い割にちょっとしか入ってなかったり、なんだかずいぶん形が悪いものや、いたみかけのものもあったり…まあそれは近所の○○○○夢市場だけっていううわさもありますが…
・その反面、魚は安い!!!新鮮な魚が、特売のお肉みたいな感覚で食べられるのは本当にうれしい。ただこれもびっくりしたのが、刺身用の切り身を買えば離乳食用に骨抜きしなくてもいいと思って買うと、骨抜き処理されていない!!!最近は慣れましたが、最初はそれはもうフェイントで、夕食の時間が遅れることしばしば…
・図書館で絵本が”作者名順”にならんでいる!これって普通なんですか??
那須野が原ではタイトル順だったので、探しやすかったんですが、作者名順にされると、作者名、そんなに覚えてないですからね、かといって全部検索マシーンで調べるのも面倒だし…そもそも赤ちゃん用の絵本自体少なくて、そのクセ”がたんごとんがたんごとん”とか、有名な絵本は何冊もストックがあったりして、なんだかかゆいところに手が届かない図書館です。
そんなこんなで、あちこち転々としてきた私にとってはワーストなこの街が住みよさランキング九州でナンバーワンっていったい他の街はどれだけ暮らしにくいねん!!とつっこみたくもなり、かつ、住みよさランキングはあてにならないという思いも…
でも一つだけ言えるのは…
お宿がある弥生が丘地区は街ごと子育てなども考えて開発されているので、とっても広い歩道が縦横に走っており、公園も歩いて行ける距離にたくさんあります。こちらに来てちょうど歩き始めたRIOさんを連れて外で遊ぶのも、お散歩するのも、那須野が原では放射能の心配もあってあまりできなかったと思うのですが、坂道で転がって土や草まみれになろうが、滑り台で顔面から砂場に落ちようが変な心配をしなくていいのは本当によかったと思っています。
久留米市や小郡市、朝倉市なども検討しましたが、広い歩道をお散歩しながら、ここでよかったんだ、って思う日々です。
、とまあ、暮らすには不便も多いところですが、旅行するには北に行けば博多へ、東に行けば大分へ、西に行けば長崎へ、南に行けば熊本へ…と日帰りも可能な便利なところです。3月からは新大阪から新鳥栖に停車する新幹線も増発されるそうですし、関東なら飛行機で福岡空港へひとっ飛びすれば鳥栖までは車で40分ほど。
”客室”は残念ながらご用意できないのですが、お泊りいただけるよう準備をしております。
是非是非、遊びに来てくださいませ〜〜