「唐津くん家行ってくるねー」
てなイントネーションで主人が“唐津くんちにも行かなきゃ”と言うので、私はかなりハマってそれ以降は唐津くんち(祭)=唐津くん家のイントネーションで呼ぶことに…
子供が間違って覚えるといけませんが、子供には“お祭り行こうねー”としか話してませんので…
くんちとは九州北部で収穫に感謝して行われる秋祭りのことを言うそうです。
唐津くんちは、16世紀に京都の祇園山笠を見た木彫家が赤獅子を作って秋祭りに奉納したことに始まるそうです。
今では14の曳山が作られ、各町の子供から若い衆が行列を成して市内を回ります。
真っ赤な鯛の曳山はテレビなどで見覚えがある人も多いのでは???
唐津くんちでは市内の商店などは軒並みお休みとのことなので、お祭りの熱気は相当なものと予想され、市内中心部へ車で入るのは危険だろうと思い、松浦河畔公園の臨時駐車場に停めてシャトルバスで唐津駅へ向かいました。
既に市内は大渋滞のようで、先ほど前のバスが出て行ったきり全然戻ってくる気配なし…
砂遊びしているRIOさんはご満喫ですがバスの行列に並んでいる私、退屈−−−
やっと来たバスは満員です。まだまだ乗れない人がまってますが出発〜
唐津駅に着くともう11時過ぎなので今回の休憩所など拠点にもなっている“アルピノ”で早めに昼食をとりました。
中庭に屋台がいっぱい出ていたので、芋餡が入った雑穀蒸しパン(メチャうまでした♪)、豚汁、フライドポテト(ここらではさつまいもです!)を購入し、休憩所で頂きました。
そろそろ12時、曳山たちはここから一番遠い西の浜のお旅所に集合している頃なので、先に市内観光することにしました。
東京駅も設計した辰野金吾が監修したという旧唐津銀行の建物、なかなか見ごたえありました〜
隣で大原松露饅頭を購入。これは秀吉の時代に朝鮮からもたらされたものだそうで、松の根元に生えるきのこに似ていることから松露饅頭と名付けられたそうです。コロコロの一口サイズで口に入れるともっちりとしており、餡はあっさりとしたこしあんでとっても美味しかったです。
唐津の名物としてだけでなく、あちこちに店舗が出来ているのもわかる気がします。
次は唐津城へ!
そこまでもずっと歩いていたRIOさんですが、石段を登って、天守閣までぜーんぶ自分で歩いて登りましたよー!びっくり!!
東の方には日本一の“虹ノ松原”が見えます。ここも行って見ねばです…
こちらにも臨時駐車場があったので、あんなにバス待ちをするくらいなら虹ノ松原で停めて歩いてきてもよかったなと思ったのでした…
さてさて城をあとにしていよいよくんちを見よう〜
曲がり角の向こうに曳山を発見!
絶対見たい“鯛”はもうあそこは通り過ぎたようだから、先回りして別の場所で陣取ることに。
待っていると来ました来ました、意外と場所取り楽でしたね。
町内によって「エイヤーエイヤー!」と気合が入っているところと、やる気のない町内とあり、そんなんでいいのかーと思わず突っ込みを入れたり…
そして、お目当ての魚屋町の鯛が来ました〜!!
動かないのもあるし、でも鯛は前後に揺れながら来るんですねーやっぱりカワイイ
全体的に、想像していたよりは小さかったけどー。
あれだけの人が引いて歩いている、祭りの規模には驚きましたねー
そして残念だったのは曳山が去って行った道に残されたゴミ。
子供たちもいっぱい来ているのに、あれはいただけません。
曳山行列の後を歩いている長老さんとか取り巻きとか、そういう人が率先してきれいにするとかして、見物客がゴミをすてにくい雰囲気を作るなどの工夫も必要じゃないかなーっと思いました。
我が家では最近買い物の行き帰りなどで道端に落ちているゴミを拾うことを始めましたが、片道だけでコンビニの中くらいのゴミ袋が満杯になってしまったことに驚きました。
くんちの時もRIOさんがあまりにゴミが落ちているので拾おうとして、でもあの日は旅先でゴミ袋も捨てる場所もなかったからやめましたが…
何だか後味悪い思いでしたね。。。