佐賀で一番の紅葉の名所、九年庵は伊丹弥太郎と言う佐賀の大実業家が作った別荘で、本来は9年かけて作られた庭園にあった茶室のことを“九年庵”と呼んでいたそうですが、今はその茶室は無く、庭園と残っている邸宅をひっくるめて九年庵と呼んでいるそうです。
お宿から20kmほど、下道でも40分ほどのところにあります。
が、紅葉の時期は11月15日〜23日の9日間しか一般公開されないため、その年の暦や天候によってえらいことに…
実は休日や天気予報などから11月18日(日)が一番よかろうと出かけたのですが、ちょっと出発が遅れたため、お昼を済ませてからシャトルバス乗り場がある駐車場へ向かおうとしたところ、「駐車場はいっぱいなので行けません」とガードマンが言い、ぢゃあどうするのさ??と聞きたいところですが相当テンパっている様子でとても無理と判断し、神埼駅の駐車場に停めて、駅からの有料の路線バス(臨時バスが増発している、はずでした)で九年庵を目指すことにしました。
しかし、こちらも13:50のバスにちょうど乗れると思ったら「申し訳ありません、大変遅れておりまして、13:20のバスが今出たばかりなんです」。
さらに、中高年グループがぞろぞろと歩いてきて「すみませーん、往復バス券買って行ったんですが、入場制限で3000人待ちとかで16時には閉まるけどとても入れそうに無いし、帰りのバスを待っている人も行列していたので諦めて2時間くらいかけて歩いて戻ってきたので帰りのバス代払い戻してください」と言う話で…
アーこりゃ今日は無理だね、と諦めて帰ったのでした。
今日はリベンジ。
朝からどんより、小雨も降ったりの天気ですが、7時過ぎに出発。
8時頃には駐車場に到着、さすがにまだスイスイです。
シャトルバスに乗り換え、降りたらまずは“本部テント”を目指し、整理券をもらうんですね。
この時間なら待ち時間無しでこのまま入れるそうですー。
でも雨でみんな傘をさしているのと、ちょうどツアー客と一緒になってしまったのとで庭園の中は数珠つなぎ、行列しながら見物し、撮影し…イマイチ雰囲気楽しめず。。。
紅葉は終わりかけですねー、天気もどんよりなのでちと絵が暗い。
葦葺きの邸宅を後にし、振り返ると意外とここからの景色いい感じ、みんなスルーしていくけどもったいないよー!
九年庵を出て、仁比山神社へ向かう途中の紅葉もなかなかでした。
帰りのシャトルバスに乗るため向かった駐車場わきの紅葉もなかなか。
それにしても、佐賀県の神埼くんだりにシャトルバスや観光バスがひっきりなしに出たり入ったり、9日間だけの一種異様な光景です。
京都と比べたらそりゃーかわいそうよと言われるけど、京都だったらこの程度の景色のところいくらでもあるし、行っても見られないかもしれないというほど大混雑して見るほどのもんでもない気がしましたが…
せっかく来たのに見られないなんて悲惨だから、いっそのこと修学院離宮とかみたいに申込制にすればよいのにと思いました。
帰りにちょっと足を延ばして
五ヶ山豆腐“山法師”という豆腐料理のお店でお昼を頂きました。
意外と穴場でした。場所はダムの建設現場の真っただ中でここは埋まらないの???と心配になるような場所でしたが…
外観はどこにでもある地元の物産店風でしたが、お食事処は落ち着いていておば様たちが多かったです。
1000円で豆腐料理の御膳が出てきて、「あーこれじゃご主人様は物足りないんだろうなぁ。。」と思いましたが、豆腐の食べ放題があり、何種類かある出来立ての豆腐のほか、豆腐のフライや豆腐サラダ、豆腐グラタンなどちょっと珍しい豆腐料理、色とりどりでモッチモチの豆乳パンもあるので私も主人もRIOさんも大満足でしたー♪
いやぁしかし、九年庵への道は遠かったー。皆さんも行かれる際は気合を入れて、早起きして出てくださーい。