先日、お義母さんを九州にお招きしたのに合わせて
柳川雛祭り さげもんめぐり に行ってきました!
柳川では江戸時代末期ころから女の子の初節句にお雛様の代わりに古着の端切れで小物を作って飾ったんだそうで、今でも柳川まりや縁起物の小物がついた“さげもん”と呼ばれるつるし飾りをするんだそうです。
旧暦の雛祭り、4月3日まであちこちのおうちやお店などで雛人形とさげもんを見せていただくことができます。
っとまずは腹ごしらえから。。
柳川ではうなぎのせいろ蒸しが有名で…本吉屋さんというお店が元祖のようですが、散策を予定しているエリアとちょっと離れてしまうので、もう一軒の人気店“若松屋”さんでいただくことにしました。
こちらも大盛況で11時半頃着きましたが、すでに待ち…
RIOさん落ち着いて食べられるように座敷にしてもらいました。奥にある旧館の座敷で豆イスも用意してもらい、OLさん並みに食べるので“お子様丼”を注文しました。
待っている間、座敷のあっち側の廊下、こっち側の廊下、お店の人がダダダダ・・・・ダダダダ・・・・お皿がカチャカチャーーー忙しく行き来しているのが聞こえ、何ともせわしないやら、うちのはまだか…
やっと来たー!
こちらは大人用、柳川名物鰻せいろ蒸し2,100円でございます。
口コミでは本吉屋さんの方があっさりとのことでしたが、こちらの若松屋さんのも程よく、ふっくらで美味しかったですよ〜
ごはんにしっかりたれがしみ込んでいるんですが、決してしつこくなく…
それにしてもボリューム満点で、RIOさんに丼頼まずとも取り分けで十分だった気がいたします〜
食べ物の量はお店によってまちまちなのでなかなか難しいところです。
さて、お腹が落ち着いたら“
御花”へ。
ここは柳川藩主・立花家の別邸として建てられたところで、日本家屋と立派な庭園、それに明治になって伯爵となった立花家の迎賓館として建てられた西洋館があります。立花家は戦後、多くの伯爵家が暮らしに困窮する中、この建物を料理旅館とすることでその暮らしや遺産を維持してきたそうです。
今でもここは結婚式や食事会など、様々に利用される柳川の大切な宝となっています。
その西洋館の一室に飾られたお雛様とさげもん。
着物や柳川まり、お人形さんのお布団やフランス人形なども飾られ、往時の“お嬢さん”を大切に思う親心が垣間見えるようです。
こちらが一番の見どころ、座敷に飾られたお雛様とさげもんは圧巻です!!
このさげもん、ピンからキリまでありますが、上等なものだと5万、10万とするようなので、これだけ飾るとかなりの一財産です。
これらの他にも庭先や、廊下にも飾りきれないお人形さんたちが点々と置かれていました。
さて、まだちょっと時間があまったので、“旧戸島家住宅”にも行ってみました。
こちらは柳川藩中老の吉田兼儔の隠居所として建てられたもので、当時の水郷柳川の侍屋敷の特徴である掘割の水を引いた庭園を備えています。その後、所有者が代わり、戸島家住宅だったものを柳川市に寄贈されたそうです。
とてもしっとりとしたお庭に紅梅が咲いていて、ステキでした。
こちらのひな飾りもなかなか。
御花ほどの華やかさはありませんが、しっとりと落ち着いた風情のおうちに立派なお雛様にさげもん、這い這い人形などあって、特に女性にはお勧めのスポットですね。
お菓子やお茶を頂くことも出来るみたいです。
RIOさんもお義母さんに小さな柳川まりを買ってもらいました
お宿のひな飾りもちょっとだけ去年よりにぎやかになりました