雲巌寺
2010.05.02 Sunday
芭蕉がおくのほそ道で立ち寄ったことでも知られる雲巌寺。
せっかく近くにあるので行ってみました。
先だって訪れた黒羽から茨城方面へ田舎道を進んでいくと、急に素晴らしい景色に包まれました。
すぐに雲巌寺があり、看板も無いので一回通り過ぎてしまいました
まさに名刹と呼ぶにふさわしい、素晴らしいお寺です。
仏国国師が開山し、北条時宗が1283年に寺院を建立したとのこと。鎌倉時代のお話です。
その後、臨済宗の禅寺となり、福岡の聖福寺、福井の永平寺、和歌山の興国寺と並ぶ禅宗の四大道場の一つとされているそうです。
仏殿などは1590年豊臣秀吉の小田原攻めの際に那須氏が参陣しなかった為、焼き討ちにあったそうですが、山門だけは消失を免れたとあり、鎌倉時代のままなのでしょうか???仏殿は大正時代に改築とありますが、いずれも趣があります。
境内はこの季節は新緑や花々に囲まれ、修行の方が絶えず手入れをされているのでたいへん美しく、下を流れる武茂川(ムモガワ)のせせらぎの音だけが聞こえ、なんとも清々しい情景です。
あまりの清々しさにかわや(お手洗い)にも誘われてしまいましたが
ここはあくまでも禅寺。衝撃でした。恐らく小さなお子さんだとどうしていいかわからないでしょう・・・
武茂川沿いに黒羽方面へ向かう歩道があるので行ってみると滝がありました。
いったいどこからこんなに水が流れてくるのか・・・わかりませんがとにかく気持ちがいい、素晴らしいところでした〜
11月の紅葉の頃はさらに美しいとのこと、また是非行ってみなければ!
それにしてもゴールデンウィークのこの時期、恐らくお宿から那須高原や塩原温泉方面は大変な混雑になっていると思いますが、こちらに来ればこんなに素晴らしい空気をゆっくり満喫できるんですね〜♪
トクした気分です。
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