さ〜秋田の旅もいよいよ最終日。
名残を惜しむように朝風呂に入りますよ〜!
朝食後にも入りましたが、ここ黒湯は山奥の秘湯、みなさん先を急ぐ為か、案外朝食を食べたらすぐにお宿を出てしまう方が多い様で、贅沢にもにごり湯を貸切でした
底にたまっている泥を顔に塗るとお肌がきれいになるという噂なので塗ってみたり・・・でもちとにおいが気になるので、ちょっとにしました。その代わり、入湯の度に泥に足をスリスリしていたら、ガサガサだったかかとがツルツルになって帰ってきました
お宿を出たら湯めぐり帖を持って"孫六温泉"へ。黒湯の駐車場から急な坂をてくてく下りていくと、さらなる秘湯の趣の建物が・・・こちらは内風呂もこじんまり、露天風呂には湯葉の出来損ないのような湯の花がぷかぷか・・・湯自体は割りと透き通っていましたね。女性専用の露天風呂は比較的にごり湯でしたが、全体的に"こじんまりとした秘湯"と言う感じ。
次に女性に人気と噂の"
妙の湯"へ。
建物に入ると花が生けてあったり、額や陶器が飾られていたり、女性好みのこ洒落た土産物が売られていたり、他の乳頭温泉郷の"秘湯"ムードとはまるで異なります。
お風呂も一般的な旅館の様にシャワー付の洗い場が区切られていて、シャンプーやボディーソープなどのアメニティも割りと洒落たものが置かれていました。お湯は金の湯、銀の湯と二種類の泉質が楽しめ、中から混浴の露天風呂へ行くこともできます。
女湯でくつろいでいたら「なに?こっち行くと女湯なの?どれどれ、あ、失礼しました」なんて覗いてくるオヤジが
絶対確信犯でしょーーーーー
混浴コーナーがちゃんとあるんですから、女湯は覗かないこと!!!マナーは守って楽しみましょう!
でも、私が混浴から女湯に戻ろうとした瞬間、前を歩いていたおばさんが「???」って感じで男湯を覗いていました。。。んもう・・・・なんで覗くかな・・・
こ洒落た妙の湯に限って、覗き現場に2件も遭遇してしまったのは残念ですが、こちらのお宿は女性同士での旅行などにおススメですね。脱衣所なども室内になっており、普通の旅館の様に化粧台までついたものがちゃんとあるので、あまり開放的な混浴露天に抵抗があるカップルさんにもいいかもしれません。
締めくくりは"
鶴の湯"へ!
乳頭温泉といえばここは外せません。広々とした混浴の露天風呂、江戸時代からの湯治場の風情を漂わす本陣での宿泊など、実は私もホントはここに泊まりたかったんですが、やはり人気なのでかなり早めに予約しないと取れないようですね〜
県道から未舗装路を3キロほど進むと到着!見るからに秘湯であります。
写真でもよく見かける広い混浴の露天風呂と、白湯、黒湯、中の湯があり、いずれもにごり湯でとってもお湯はやわらか。さすが・・・人気な理由がわかります。同じにごり系でも黒湯の様に泥がたまる系ではなく、浴槽や底石に白いものがカチッと付着していました。ここに来たら是非混浴露天風呂に入りたいもの。にごり湯ですし、浸かってから移動すればへーきですが、どうしても抵抗がある方は、黒湯からつながる女性専用の露天風呂も広々していて、十分楽しめましたよ♪いずれも底は石ころなので、足元にはご注意!
さ〜全身に温泉臭をしみこませ、次の目的地を目指します!
途中、田沢湖の"たつ子茶屋"で名物の"みそたんぽ”を頂きました。
きりたんぽに甘辛いお味噌をつけて焼いたもので、五平餅のようなものですが、もっとご飯がふっくらしているので、五平餅が苦手な主人もゴキゲンで食べていました。
そして角館へ。
今年は桜の開花が大幅に遅れており、5月5日までの予定だった角館の桜まつりも9日まで延長になったので、きっとちょうど見頃だわ
と思っていましたが、昨日おとといの猛暑と、朝からの大雨で9割がた葉っぱだけになっていました
ラッキー♪と思っていただけに、ショック大。おまけに大雨で足元はグズグズ、さらに角館にもある!と喜んだ稲庭うどんの有名店"佐藤養助"に行ってみたら「販売のみです」と言われ、ゴキゲンかなり斜め
自分の機嫌を直すのはこれしかないと、"フルーツパーラーさかい屋"を探しました。でも、なかなか見つかりません、それもそのはず、パッと見ただの八百屋さんだったんですね〜
でも、中に入ってたのんだパフェはとーっても大きくて、フルーツもすっごく甘くておいしくて、手づくりのイチゴジャムやソフトクリームもたっぷり入っていて、おまけにイチゴパフェは450円、右のさかい屋スペシャルパフェは500円と超お値打ち!!!これは地元の高校生にも人気と言うのがうなずけます。
すっかりゴキゲンになって、八百屋コーナーでお値打ちのお野菜や山菜も仕入れました
見たことが無い山菜も、料理方法など教えてもらえるのでおススメですよ♪
湯沢市へ向かい、もう一つの名水百選、"力水"へ。
ここ湯沢は酒蔵が多いんですね〜
CMでもすっかり有名な美酒爛漫も発見しました
ホントは稲庭町で稲庭うどんの名店、"
佐藤養助総本店"に行きたかったのですが、夕方で閉まってしまうので、夜も営業している横手市内の"佐藤養助 漆蔵資料館"に行ってみました。
主人は天ぷら付の"二味(ニミ)天せいろ"を、私は寒かったのでGW限定の比内地鶏ごはんとかけうどんのセットを頂きました。
正直、細い稲庭うどんで温かいうどんはちょっと間延びした感じで、冷やしたせいろの方がおいしく頂けましたね。特に、人気の二味せいろは普通のしょうゆ味のつゆとごまつゆと二種類のつゆで頂けて、しょうゆ味の方には薬味に葱の他に大葉もついていて香りを楽しめますし、ごまつゆも香ばしくてとってもおいしかったです♪
そして、ここに来たら素通りしてはもったいないのが内蔵。ここ、横手市はテレビでも紹介されていますが、建物の中に蔵を持つ"内蔵"で有名なんですね。ここ、佐藤養助の漆蔵資料館も、元々この辺りの大地主だった小泉家から譲り受けた建物を店舗にしていて、蔵の中を見ることが出来るんです。蔵というといわゆる物置のイメージですが、この蔵は内部が美しい漆塗りで、一階の一部は畳敷きで茶室になっているんです。宝物をしまっておく為の蔵だったそうです。建物の中にはこの漆蔵のほかに、穀物蔵、仏具・神棚の蔵があり、穀物蔵の方はお昼は"喫茶 蔵"として営業しているとのこと。
それにしても、"地主"って何なんでしょう???
元々は今の様に土地の所有者が全て決まっているわけではなかったはずだから、他の土地に住めば地主さんにお金や何かを渡さなくても済むと思うのに、そういうものじゃないんでしょうか???
そんな疑問を抱えながら、秋田を後にしました・・・
いやぁ・・・いいところだった、また行きたいですね♪