アラフォー妊婦と仕事
2010.06.01 Tuesday
体調悪い悪いと称しておりましたが、実はワタクシ妊娠中。
自分自身が子供や赤ちゃん苦手で、余程仲良しの友達に頼まれたり押しかけてきたりしない限り、関わったことありません。
ですから、この手の話題は興味の無い人には読みたくも無いからと控えておりましたが、いろんな悩みや不安を抱える後輩妊婦さんのお役に立てればと思い、書くことにしました・・・
まずはお仕事。
体調が優れなくて、仕事に行くのが辛い方、いらっしゃると思います。
元々専業主婦志望だったり、行くのが辛い、それにご家族が仕事を辞めることに理解を示されているのなら迷わず辞めるか、お休みすることをおススメします!!
アラフォー世代になると、それなりの仕事を任されていたり、事務職でも熟練してきたり、やりがいを持ってお仕事されている方もいらっしゃると思います。
私も去年一度妊娠した時はいくつかの仕事を掛け持ちしていたり、親会社と工場の板ばさみになったり、ストレス大な環境にいました。もちろん体調が万全な時はそれくらいの方がやりがいがあって楽しい時もあります。
でも、妊娠初期は常に37度前後の微熱状態、吐くほどでなくても何となくムカムカする、電車での通勤も座れない時もありしんどい・・・
おまけに私の場合は当時単身赴任、親元も遠いだけでなく実の母親すら「私が行ってもしょうがないでしょ」と、助けてもくれない、さらに何週たっても心拍が確認できず、母子手帳ももらえない、不安な状態が2ヶ月近く続きました。
労働基準法や男女雇用機会均等法などで、事業主が妊産婦に重労働させてはいけないとか、請求すれば通勤時間の変更や軽易な業務への変更など講じなければいけないとか書いてあるので、上司は決まって「無理しないでね」と言ってくれます。
妊娠中の体調って本当に人それぞれで、出産ギリギリまで何の不調も感じない人もいたり、逆につわりがひどくて何も食べられず、初期から入院、点滴生活になる人もいるとか。
でも、その中間の人が一番悩むところだと思います。
私も「無理しないでね」って言われると、こうして会社に来るのも無理しなきゃやってられないんですけど・・・って感じでした。でも、吐くわけでも無いから頑張って来なきゃいけないのだろうか???そんなことを悩みながら1ヶ月くらい嫌々仕事に行っていました。
でもある日、海外からのお客さんと打合せの直前、あまりのストレスで泣き出してしまったんです。上司はビックリ、そのまま保健室に担ぎこまれました。
相談に乗ってくれた保健室の看護師さんには「仕事している方が案外気が紛れるし、無理しない程度に続けた方がいいんじゃない?」と言われましたが、私には後日、看護師さん不在の日に代わりに話を聞いてくれた同僚の「もう和子さん一週間くらい休んだ方がいいよ、休みな」って言ってくれた言葉が本当にしっくり来て、それまで休みたい、でも休んじゃいけないんだ、って言い聞かせてきたことからやっと開放されてホッとしました。
私、休んでいいんだ・・・って。
それから一週間ほどお休みを頂きました。
結局その後、稽留(ケイリュウ)流産と言って、子宮内で胎児が育たず死亡していたので手術で取り出しました。
さすがにこんな辛い思いはもうしたくないので、仕事を辞めさせてもらい、那須野が原にやってきた次第です。
今年に入って再び妊娠してつわりで寝込んでしまったので、もしあのままあの時順調に育っていても、仕事を続けるのは無理だったなと思います。
もちろん、体調が全く問題ない方や、少々辛くても仕事は続けたい!と言う方、もしくは家庭の事情で働かざるを得ない場合もあるかもしれませんが、私の様に無理している方は仕事に支障が出てかえって迷惑をかけてしまうことも有り得るので休むこと、辞めること、考えてみてはと思います。
産前の休業も一般的に出産前の数週間から休業に入る場合が多いと思いますが、"安定期に入るまでは・・・"とか言うくらいで妊娠初期の方が"不安定"なわけで、つわりも初期だけのことが多いですから、妊娠初期に医師の診断とか無くても休みやすい様になればいいのになと思いますね・・・