和服用チェスト
2010.01.14 Thursday
若女将の嗜みとして、着物は着られる様にしておかねばと思っています。
本当におしゃれな方は、普段にも着物でお出かけされたりするようですが、そこまではまだまだ・・・
でも、結婚式など晴れの日にはやっぱり着物が映えます!
着物があれば、お式の度にドレスを買おうかとか、それに合わせて靴やバッグやアクセサリーやと悩まずに済みますし、自分で着られれば出費も最小限で済みます。
写真を見ても着物は美しい!!って思います。
着物をお持ちの方は是非、活用してください!!
さて、そんな着物をいい状態で保管するのに和服用のタンス、チェストは欠かせません。湿度の高い日本でデリケートな着物を保管するには桐のタンスが一番と言いますよね。
でも、"いかにも"ってデザインの桐のタンスは最近のお家には合いません。和室がある部屋も減っていますしね。
そこで、洋室に置いたり、他のチェストなどと並べて使っても違和感が無いような和服用のチェストを探していました。
見つけたのはこれ!とってもシンプルでしょ?!
広島・府中の松岡家具製造というところのもので、IDC大塚家具で購入しました。
桐のチェストは個性的なデザインやオーダーメイドのものはネットでも色々なお店や工房を見つけることが出来ますが、大塚家具はもともと創業者のお父様が桐タンス職人で、そこから独立して桐タンスの販売を始めたのが生業で、少なくとも私が東京、千葉、神奈川、名古屋、姫路など転々として探した家具屋さんやインテリアショップの中では一番充実した品揃えでした。それに、詳しい方が説明してくださるので納得するまで色々聞いて、結局、購入するまでに有明ショールームに3回も通いました。
和服を収納するチェストを選ぶ時にはまず、しまう和服のたとう紙(包んである紙)のサイズをチェック。昔ながらの桐タンスならまず大丈夫ですが、洋服兼用のチェストのような場合、内寸(幅や奥行き)が若干足りない場合があります。折ればしまえますが、大事な着物はなるべくたとう紙のまま収納したいですよね。特に高級な着物、コート、男性用の着物を収納する場合は要チェックです。(どうしても気に入ったデザインで合うサイズが見つからない時はさほどお値段変わらずに特注に応じてくれるメーカーもあるようです。)
大事な着物を収納するなら中身にもよく、一生使えるしっかりしたものを選びたいですよね。まずは気密性。気密性が高いほど、湿気が入らないので、カビなどのいたみを防ぐことが出来ます。開けた引き出しを閉めてみると、気密性の高いものだと他の引き出しが空気で押されて出てくるんです。お店で見てみるとわかりますよ。それに対して比較的安価で、使いやすさを重視したチェストだと引き出しやすい様にレールが使われていたりします。
また、いいものは釘を使わず(使っても木釘)蟻組という方法で組まれており、引き出しの底板もしっかりしています。(確かに、独身時代に買った安価なチェストは底板がヘゴヘゴでたくさん詰め込んでいたらわん曲してしまいました
)
内側は桐で、外側はナラ材を使っています。
昔ながらの桐タンスは白っぽい桐がそのまま使われていて、手を触れるとそこからしみになってしまうそうです、だから引き出しの取っ手には金具がついているんですって。
ナラならそんなに扱いにも気を使わなくてもいいですからね。
洋服用とか、ドレッサーとか少しずつでも仲間を増やせたらいいなぁ〜