テルミン・コンサート
2010.01.16 Saturday
摩訶不思議です!テルミン!!
数年前からテレビなどでも話題の、世界最古の電子楽器、テルミンのコンサートが近くの那須野が原ハーモニーホールで行われたので行ってきました。
演奏するのは竹内正実さん、この楽器を発明したロシアのレフ・テルミンさんの愛弟子リディア・カヴィナさんから演奏法を習った日本のテルミン演奏第一人者なんだそうです。
演奏するその姿、表情からして怪しげです。
右手近くに縦に伸びているアンテナと、左手下に見えるわっかのようなアンテナの間に電磁場が形成されていて、右手で音階を、左手で音量を調節しているようです。
一度音を決めたらそこをベースに音楽を奏でるので、この楽器演奏にとにかく重要なのは"姿勢を変えず、じっと立っていること"で、これが大変なんだとか。だからこんな微妙な、独特なポーズになるんですねぇ〜!
音はプーーーーーてな感じの電子音ですが、キーボードのように音が決まっているわけではないのでまろやかな音色、曲目によっては人の歌声の様でもありました。
そして、竹内さん考案のマトリョミン!
これは、ロシア人形のマトリョーシカの中にテルミン機能を入れ込んだもので、手のひらに載せて演奏するので何ともかわいい!!
しかも、コンサートではロシアっぽく?マトリョーシカに毛皮のコートを着せたりして楽しませてくれました。
ロビーでマトリョミンの販売もやっていたのでちょっとやってみましたが、全然音楽になる気配ありません!きっとちゃんと習ったらはまっちゃうんでしょうが、いやぁ〜すごいっ!って改めて思いましたね。
指の動きに釘付けになりました。
それにしても、意外なことに、日本にはテルミン演奏が上手な方が結構多いんだとか。
上述の通り、じっと直立不動で演奏しないといけない楽器。普通、音楽を奏でるとどうしてもノリノリになってくると体って自然と動いてしまいますよね、でも、日本人ってそもそもあまりノリが良くないから、それが逆にテルミン向きなのかもしれません。私もやれば結構いけるくちかな???
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